彼方から

彼方から (1) (白泉社文庫)

彼方から (1) (白泉社文庫)

ここもたまには使わないとな〜と思ってカキコ。

私は基本ファンタジーものが好きなのですが、
マンガ中では最近好きなはこれ。

友人に貸してて1年ぶりに戻ってきたので昨夜また最初から読みはじめました。
私はリアルタイムで読んでなく、
愛憎版が出てから全部会集めた人間なのですが足掛け12年の連載だったそうです。
少女マンガってただでさえ単行本になるのは遅いので、
12年ってなるとよほど人気がないと…ですよね。
それだけ多くの人に愛され続けた作品という事になります。

人物のディティールがしっかりしているのが凄いと思います。
自分の中の勝手なイメ−ジみたいなものですが、
少女マンガ=美形って図式が多少なりともあるので
「不細工な人」というか「美形でない人」というのがあまり出て来ないもの
と思ってる節があるのですが(だからと言ってそれが嫌いなわけではない)、
ひかわさんの漫画はそういう裏の部分というかおおよそ普段見ないタイプのキャラクターもしっかり描かれていて、
そこにもドラマが1つ1つあるのがいいと思います。
アクションシーンもふんだんに折り込まれていて、
スピード感もあります。
飽きさせないものが事細かにあるなぁと感じました。
連載当初となればもう10年以上も前。
今でも面白いと思わせるものがあるのです。

主人公ノリコが可愛いのも良い。
一生懸命でかわいらしい。
守られているだけでなく『自分に出来る最大限の事をする』そういう主人公だからこそ、
好かれるのではないでしょうか。
もちろん、相手役のイザークがカッコいいのと優しいってのもあるんだけども。

昨夜2時から読みはじめて、
読むの止まらなくてなんとか3巻を読み終わったとこで押しとどめて寝ました。
本当はまだ読みたかったけど、朝絶対起きられない事分かってるから我慢。
長編のマンガや小説は止め時が見つからなくて大変です。
今日は帰宅したらやる事がたくさんあるので、
それが終わってからしか読めないのが残念です。
頑張って終わらせて読めたらいいなと思う次第です。