谷川俊太郎質問箱

以前書いたレビューもまとめてここに表示してしまいます。
本家ブログには書いてしまったものです。

谷川俊太郎質問箱 (Hobonichi books)

谷川俊太郎質問箱 (Hobonichi books)

合間にたまにはこんな本の紹介を。
いつも好きで買うほぼ日グッズの新しい書籍だったんで、
別商品を購入する際に注文しました。
注文者の数名には谷川さんのサイン入りという事でちょっと期待しつつ注文。
夏だからか、書籍のカバー・挿し絵を描いている江田さんのイラスト入りのビーチボールも先着でプレゼントされてます。
私ももらった口なのですが、使い道ないので大切に保管(笑)

『本当のこと』は、詩人に訊くといいんだよ。

帯に書かれている糸井さんのキャッチコピーに惹かれました。
そうだねぇ、詩人で有名な谷川さんならどんな風に答えるのかな?
確かに気になるかも…と思いつつ。

装丁も色もとてもあたたかみのある感じになってます。
手に取りやすい感じですね。
クラフト系の紙なので手触りもいいし。
帯が本の半分の面積を占めてるのって個人的に好きなので嬉しいなと。
また中もどのページにもどこかしら絵が入っているので飽きさせない工夫がこらされているなぁと感心しました。
改めて糸井重里事務所の仕事ぶりに乾杯☆

中の文章の構成は6個のジャンル別に質疑応答されています。
子ども編とかとても奥が深いです。
純粋な悩みというか、回答に困るものもありますし。
しかし、そこはさらりと分かりやすく答えているのが谷川さん。
さすがだなと。
言葉の魔術師だなぁ…と回答みて思いました。
真剣な、深い質問には深い答えを。
年齢・質問内容に合わないものには浅く、鋭い切れ味でスパッと返してます。

『どうして、二十六才にもなって、こんな質問をしなくてはいけないはめになったんでしょうか?』

ぎっくーん。(笑)
いや、質問したの私じゃないですけど。
年が一緒だったんで(笑)
谷川さんのあげ足とりたかったのかしら?この人は。
上手くというか、スパッと返されてますね。
子どもには優しい谷川さんも、
いい大人になってこんな質問をしてくる人に一抹の不安を覚えたのか、呆れたのか。
その部分が垣間見えたり。
その辺が自分が尊敬して止まない某作家M氏と重なるなぁと思ったり。

まだ半分くらいまでしか読んでいないのですが、
一方、22才の男性の話にとてもじんっときました。
また谷川さんの答えが優しくて。
おもわず(゚ーÅ) ホロリ
自分自身が励まされている感じになりました。

立ち読みで読み終えてしまいそうな感じの本なので、
もしも本屋でみかけたら手にとって見てみてください。
そして気にいったらあなたの本棚に一冊どうぞ。

って、なに買わせようと宣伝してるの?私。(笑)